時系列まとめ的な記事を書いてみました
→【過去エントリから須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件を振り返ってみる】
顧問と母親の無責任っぷりが垣間見えた第2回証人尋問[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART19)]
2008.11.11/Tue
▼真相解明へ大きな一歩!学校側の責任が認定される[須賀川市立第一中学校暴行事件(PART21)]
▼須賀川市が控訴を断念[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART22)]
須賀川市では日本三大火祭りの1つに数えられる“松明あかし”が行われるそうだが、火を崇める地域がリアル炎上を起こしてりゃ世話無いよな・・・・と、毒を吐いてみるw
・原告側証人:当時2年生の男子柔道部員、被害者の母親
・被告側証人:柔道部顧問、加害者の母親
“FCTニュース『須賀川一中柔道部の事故 民事の法廷で重要証言』(ウェブ魚拓より)”より
きょうの法廷で、現場にいた当時2年生の男子生徒は、「柔道部の部長だった生徒が女子生徒を投げつけるなどすると、女子生徒が座り込み、そのまま動かなくなった」と、生々しい状況を証言しました。
また、部長は、顧問の前でも執拗なシメ技などをしていたことも証言しました。
これに対し当時の顧問は、「部長が危険な行為をしていたという報告は受けていない」とし、「目の前でそういったことを目撃したこともない」と、相反する証言をしました。
また、女子生徒は、この事故の前にも練習中に頭にケガをしていたのですが、顧問は、「女子生徒の両親からも、練習に参加させないでほしいなどの連絡がまったくなかった」としました。
このあと法廷に立った女子生徒の母親は、顧問の証言について「すべてウソばかり」とした上で、「娘がまだ練習に参加できる状態ではないことを、事故の前に顧問に伝えた」と証言しました。
また、女子生徒の母親は、「学校には事故の原因をきちんと調べてほしかった。責任逃れのようなことをしてほしくない」と話しました。
(中略)
裁判は、きょうで実質的な審理を終えて、年明けには結審する見通しです。
※注:引用文中の強調箇所は管理人によるもの。
なお、証人尋問は今回で終了、来年1月16日(午前10時開始)の裁判で結審するとのことだが、個人的に拘っている事について言わせてもらうと、警察の捜査資料の吟味はやらないんスか?アレに爆弾が仕込まれているような気がするのだけど・・・。
と思ってたら、【支援ブログ】の方で捜査資料に関する説明が載ってた。
【質問】
・不起訴になった刑事記録について
検察官から独自に出せる資料がない、という事で撤回した。
基本的には証人尋問でかなりの事実が明らかになったので見込みのない刑事記録にこだわる必要はなくなった、という判断である。
これはひとまず置いといて、毎度お馴染み傍聴レポートから見る裁判の雑感に移るが、今回の証人尋問では
・教頭の恫喝(口封じ)の事実
・元部長の日常的な暴力行為
・顧問と加害者の母親の無責任っぷり
なんかが明らかなり、ふらつく証言内容からも、被告側の心証が悪くなったように感じる。
※以下は、傍聴組の方々のレポートを参考に書いています。
▼須賀川一中柔道部事件 裁判まとめ『第10回公判報告』:プリウス氏のレポート。
▼支援ブログ『第10回公判に行ってきました』:ブログの中の人によるレポート。
※前回行われた加害者の元部長の証人尋問の内容を知らないという方は、【「何とも思っていない」発言〜加害者は真性のD〇Nのなのか?[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART17)]】を合わせてお読み下さい。
※情報量が多いのと切羽詰まってるせいで、思うように記事が書けないorz
顧問は黙認してた部長の暴力行為
部長の方が実力は上だ。
これと、元部員の「顧問は部長に遠慮していたフシがある」という証言。・・・また毒を吐くと、この顧問、暴力を止めなかったのではなく、自分は部長より弱いもんだから暴力を止められなかったんじゃないのか?
教育委の報告書の根拠は崩れた?
話は飛ぶが、教育委員会は事故調査報告書の中で「生徒の証言がまちまちだったのでいじめの事実は確認出来なかった」と書いている。ここで、生徒の証言をセグメント別(大げさな言い方だが)に分けてみると、
・一年生部員は全員「いじめはあった」と証言。
・2年生部員は部長の友人という1人を除いて無回答。
となる。
が、今回2年生部員がいじめ(暴力行為)があったと証言した事で、教育委員会が言うように「いじめの事実は無かった」と結論付けるのは無理になったのではなかろうか?
「少女を即戦力に」の不合理さ
“支援ブログ”より
元部長は被害者を強くしたいと思っていたのか、自分や他の生徒と被害者を集中的に乱取りの練習をさせていた。
1回目の怪我の後、部活に出てきた被害者はすぐに練習に復帰していたように記憶している。
元部員の方は部長の行動をマトモに解釈しようとしたのかもしれないが、私は部長が少女に集中的に乱取りをさせていた事に合理的な理由を見出すことは出来ない。失礼な事を言うが、事件の資料を眺める限り、当時の少女は即戦力に成り得るほどの力や素質を持っていたようには思えない。それに、部長は少女の実力はまだまだだと思っていた事を前回の尋問で証言している。また、1ヶ月ちょいで戦略に組み込めるほどの実力を付けられるものだろうか?それと、初心者に平手戦(乱取り)を積極的にやらせて果たして効率は良いのか?
こういった感じで、私は部長が少女に集中的に乱取りをさせていたことについて違和感を覚えるのだが、いかに?
顧問は9月の事故の重大性は分かったのでは?
顧問:「部活には毎日立ち会っていました」
・・・ホントかよ?これまで聞いた話だと、ほっとんど顔を出してなかったそうだが、この段階で大きなズレが生じてるな。
さて、顧問は9月12日の事故の際、医師から「少々の出血があるが、1、2週間すれば治る。念のため1日2日入院する」という説明を受けている。ということは、顧問は少女が頭を打ったというのをこの時知っていたことになる。ここで、先の元部員の証言を見直してみると、9月の事故についてこんなことを話している。
(被害者少女は)部室脇のベランダで吐いていました。
頭を打った直後にリバース(嘔吐)。知識を持つ人は、これをデンジャーと判定するらしい。
9月の事故直後についてそんなに掘り下げられていないみたいだけど、顧問はこの時「少女は頭を打った」「頭を打った後それほど時間が経たない内に吐いた」という2つの事実を顧問は知っていたハズである。また、顧問は
つまり、「顧問は9月の事故の重大性を十分予見出来たのではないか」と私は言いたいのである。
(ただ、お母さんの証言によると、顧問は「吐いたのは風邪のせいじゃないか?」的な事を言ってたそうだが(少女は事故の前日風邪で学校を休んでいる)、これが何を示すか?)
あと、裁判官の尋問において、顧問は「いつ部活に復帰できるかを親に聞かなければならない」というのを一度は思った事を話している。が、実際は親に怪我が完治したかどうかを聞くことはせず、顧問は独自に少女の完治したと判断している。
虚偽申請と消えたノート――管理のgdgdっぷり
顧問に対する不信感はまだまだ強くなる。まず、9月の事故の後に少女が急遽出場した試合について。柔道部は試合の際、出場する事と車で移動する事について保護者の承諾を得ることになっているそうだが、少女のお母さんの証言によると、少女が事故後出場した(させられた)試合について承諾書を出した覚えは無いらしい(承諾書を渡された覚えも無い)。
・・・これは虚偽申請?と噛み付いてみるが、残念ながらこれに関する真実はすでに闇の中。顧問が例年通り年度末に書類を処分してしまったからだ。
?
また、顧問が部活(元部長)をコントロールしていたかどうかの判断の指標の一つとなり得る“練習ノート”の行方についても、顧問はイミフな証言をしている。裁判の証拠として練習ノートの内容が提出されたそうだが、顧問曰く、今現在練習ノートの原本は行方不明なのだとか。フツー、ノートの中身を提出するにはノートそのものがないと無理だよな、常考・・・。
それに、承諾書もそうだが、年度末を迎える前に事件がマスコミに知れ渡って大騒ぎになり、学校・教育委員会の調査が入ってるワケなんだから、検証可能性の担保と自分の責任回避の手段として関係書類はひとまず保管しておくものじゃないのか?
保護者の申し入れは2度顧問に直接なされていた
証人尋問の3人目に少女のお母さんが出てきたが、お母さんの話によると、病み上がりだから練習メニューを考慮して欲しいという申し入れは、2度は顧問に直接話していたことになるっぽい。
・9月24日に保険と学年主任の教師に「2週間後の検診まで体育と部活は休ませてほしい」と話す(間接的)
・10月3日の保護者会で、顧問に「体調は戻りましたが、部活は次の日の検診の結果を待ってからにしてください」と話す
・10月11日の新人戦県中大会後、親父さんと一緒に「まだ本調子ではないので別メニューを組んでください。」と時間を掛けて顧問に説明した。
放任主義とは違う気がした――加害者の母親の証言
最後に加害者の母親の尋問が行われたが、話を聞くと、「あんた、息子にあんま構ってなかったとはちゃうか?」という印象を受けた。息子が部長になった事は、日常の会話の中で自然に出てきそうなもの。だが、この母親は息子が部長になったことを「誰かから聞いた」「練習メニューを作っている様子などから部長になったんだろうと推測しました」と、かなりしどろもどろになりながら話している。
さて、加害者の母親は気になることを話している。母親は「自分の息子が被害者を意識不明の重体にした原因であると、事件翌年の1月中旬から下旬に他の保護者から聞いた。きっかけは原告側が当時の1年生部員達に聞き取り調査を開始した事だった。」と証言したそうだが、これだと「原告側が聞き取り調査を開始したのは2月下旬」という事実と矛盾が生じる。【子どもに関する事件【事例】】で時系列を確認してみると、少女の親御さんが聞き取り調査をしよう考えたのは、弁護士に依頼した04年1月14日以降と思われる。表面だけをなぞれば、母親が他の保護者からまだ始まってない聞き取り調査についての連絡が回ってくることはありえない。
しかし、加害者の母親の証言が真実だとすると、原告側の情報がどっかから洩れてたという事になるが・・・。
※裁判所から和解勧告が出る可能性もアリ。和解期日は1月30日。
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▼検察が捜査記録の開示に“一部だけ”応じた[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART12)]:検察が起訴不起訴を決定しないせいで裁判が無駄に長期化。
▼教頭は暴行の事実を認めていた?[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART8)]:暴行を否定し続けた教頭。だが警察の現場検証で一転、暴行の事実を認めるような発言をしたとか。
▼やっぱし本音は・・・[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART3)]:事件の再調査は“教育委員会の保身”からやむなく行ったものらしい。
▼今度は顧問による暴行かよ!――横浜市奈良中柔道部暴行事件:力の使い方を知らなきゃ全国大会優勝経験者すら暴行犯になる。
[参考リンク]
▼AmebaVision『須賀川第一中学校柔道部リンチ事件まとめ動画』:事件の概要をサックリと知りたい人向けの動画。
▼文芸春秋編 日本の論点:山崎マキコの時事音痴『2ちゃんねるとmixi〜須賀川市立第一中学校リンチ事件に考える』
▼痛いニュース『柔道で重体の女生徒(15)、男子部員(16)と県等に約2億3000万円求め提訴』:問題発覚時の2ちゃんねるの反応。
▼痛いニュース『2ちゃんねるから匿名支援 "中1女子柔道部員がリンチで意識不明"事件で』
▼賀川市立第一中学 柔道部リンチ事件『隠蔽工作』のまとめ
▼須賀川市立第一中学校柔道部事件リンク集:過去のテレビ報道の動画もいくつかアリ
▼YouTube『報道特捜プロジェクト「"学校内事故"なぜ救急車を呼ばない?」』:この事件の派生論点として。
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これ、まじで癒される
特別な作品であり始まりの作品
おめで鯛
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この記事に対するコメント
今回の裁判のことがテレビ朝日で放送されました。有志の方がアップロードしてくださいましたのでご連絡いたします。
須賀川市立第一中学 柔道部リンチ事件 第12弾
ttp://jp.youtube.com/watch?v=t7fYhuzgH5c
ttp://jp.youtube.com/watch?v=Wrgs7dvbPxY
ttp://jp.youtube.com/watch?v=aTp30XOjBZM
記事はまだ全部読みきれていません。読み終えましたら再度書き込みさせていただきます。
2008/11/11 20:49 * 編集 *
気になったところは『「少女を即戦力に」の不合理さ』の項目です。
やはりしくじりさんも気づかれたようですね。
私も失礼ながら受身ができていないと誰からも認められている程度の実力の少女を1か月程度集中的に訓練しても果たして戦力になったのかどうか甚だ疑問です。確かに体格的には恵まれていたかもしれませんが、それでもまずは受身の習得が先のはず。(受身ができないと危険なことは『一応』部長だってわかっているわけですし。)
自分の裁判報告にも少し書きましたが、何者かの意向・都合が働いたと思えてきます。その『何者』として怪しいのが女子の柔道部部長(前回の証人尋問で証言を撤回した人物)です。男子である加害者よりもより被害者に近い立場にいた人物のはず。何か知っていてもおかしく無いと思っています。なぜ被告側はこの人物の証言撤回を認めたのか、不思議です。
2008/11/12 21:08 * 編集 *
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