みすず監査法人最期の日
2007 / 08 / 01 ( Wed )
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昨日7月31日をもって、みすず監査法人(旧中央青山監査法人)は一部の清算業務(【足利銀行株主による損害賠償請求訴訟】など)を残して業務を終了し、解散した。 みすずを巡る一連の事件―― は、「三洋特殊鋼事件」や「三田工業事件」と共に監査論のテキストとかで延々と語り継がれていくんだろうな。 ちなみに、日興の粉飾についてはお咎め無しになった模様。
さて、かつての四大監査法人(トーマツ、あずさ、新日本、中央青山)の一角が消滅するという事で、「所属会計士の再就職はどうなるのか?」という声もあったが、さすがに今の会計士業界は仕事量が炎上ってレベルどころじゃないだけあり、殆どの人は移籍先を見つけているそうな。
確か数ヶ月前、『日経ビジネス』で「あずさ監査法人がみすず監査法人会計士の大規模なヘッドハンティングを画策している」という記事を読んだ覚えがあるが(これについては【日経ビジネスオンライン『時流超流:「企業と先生」一体の悲劇 みすず監査法人を解体させた「引き抜き」』】を参照)、結局、単純に人数だけを見ると新日本が一番規模(業務のキャパシティ)を拡大したことになるか。 ところで、新聞各紙にざっと目を通してみたけど、「財務諸表監査業務に見切りを付けコンサル業務にジョブチェンジした人が意外に多い」というのは興味深い。
昔から世間一般では「会計士は法曹・医師と並んで稼げる職業」というイメージがある。 しかし、 「監査業務で大金を稼ぐ事なんてできません。偉い人はそれが分からんのです。」 ・・・とガンダムネタをかましてみたが(笑)、被監査会社との癒着防止とか何とかで監査報酬に限度があるのが現実だからなぁ。 そもそも、(悪い言い方だが)会社の腹を探るような仕事に高い報酬を払いたいという人間がいるのか?という話もあるし(汗) それに、監査業務一つだけを取っても、年度決算だけをやってればいいというのは過去の話。 今は年度決算や中間監査の他に4半期決算もやらなきゃいけないし、更に来年からは内部統制監査も加わるんで、やらなきゃいけない事は増える一方だ。 より実力が要求されるものの、経済的見返りを求めてコンサル会社に転職するのも分かるわぁ。 名門アーサーアンダーセン消滅の軌跡―公正な監査とリスク管理のプロ集団に何が起こったか元社員らが書いた内幕ストーリー posted with amazlet on 07.08.01 スーザン・E. スクワイヤ ロルナ マクドゥーガル シンシア・J. スミス ウィリアム・R. イーク Susan E. Squires Lorna McDougall Cynthia J. Smith William R. Yeack 平野 皓正 森田 松太郎 シュプリンガーフェアラーク東京 (2003/12) 売り上げランキング: 145076 おすすめ度の平均: ![]() 会計監査産業論としても興味深い 使いやすい事例 読後感
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