時系列まとめ的な記事を書いてみました
→【過去エントリから須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件を振り返ってみる】
真相解明へ大きな一歩!学校側の責任が認定される[須賀川市立第一中学校暴行事件(PART21)]
2009.03.29/Sun
※【須賀川市は控訴を断念】した模様。
(再放送は4月9日午前0時45分〜1時34分(8日深夜))
“NHKスペシャル『私の声が聞こえますか〜植物状態からの帰還〜』”より
また茨城県の病院では看護師を中心に患者に様々な姿勢をとらせたり、味覚や聴覚など全身の感覚を刺激したりすることで状態を改善する取り組みが行われ成果をあげている。これらは治療が不可能だと考えられてきた植物状態の常識を変えるものとして、世界的にも高く評価されている。
茨城県の「全身の感覚を刺激する」というやり方は、被害者の少女が受けてる音楽療法に通じるものがあるのかな、と思ったり。
※記事の分量が多いので目次。
1.報道まとめ
2.隠蔽工作も認定された画期的な判決!
3.加害者の責任の程度について
4.個人的に一番ムカつく奴
5.須賀川市住人は現実に目を向けよ
6.判決が与える影響は?
7.そして、これから
今日、事件は大きな転換点を迎えた。
地裁判決で学校側の責任がほぼ原告の主張通りに認定されました!
報道まとめ
原告側の主張をほぼ全面的に認める形で加害者の部長・学校側に対し1億5,000万円の賠償金の支払いが命じられたそうで、判決文の大まかな内容は次の通り。
まず、2ちゃんねるのニュー速スレにうpされた福島民友新聞の記事より、判決文の要旨。

※クリックで拡大
“支援ブログ『須賀川一中柔道部訴訟の判決を傍聴してきました』”より
・被害者の少女が怪我をしたのは部長の行為以外に考えられない。部長の行為以外に頭部に強い外力を加えた可能性のある出来事は発生しなかったと認定。
・顧問については、危機意識の低さに顕著な物がある。裁判の中で市や県が認めていた過失範囲より遥かに大きなものがあった。
・当時の校長や教育委員会にも監督過失があった事は明らか。
・事故当時の教頭が、事故当日に現場に居合わせた生徒から事故状況を再聴取した際、黒板を叩いて威圧したことを認定→学校管理職は事故について責任逃れをした疑いが強いとまで認定。
※引用文中の強調箇所は管理人によるもの。以下同じ。
また、プリウス氏の傍聴レポートによると、市が作成した事故調査報告書の信憑性が判決の中で否定されたとか。
※判決後の記者会見の様子などもまとめた【より詳細なレポート】が支援ブログに掲載されています。
“大規模OFF板『【福島】柔道?で重体の女子生徒を応援するよー★10』”より
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1228093853/489
489 名前: プリウス ◆TylvI6wUQw 投稿日: 2009/03/28(土) 00:44:09 ID:oDOGYzdJ
2009年3月27日 午後3時開廷
*判決について
被告側(須賀川市、福島県、加害者本人と親)は原告側に
総額1億5026万2522円の賠償金を支払うこと。
そのうち330万円を加害者本人(元柔道部部長)が負担すること。
(その他細かい負担割合が言い渡されたが聞き取れず。)
また、以下の点について裁判所が認定した。
1、被害者少女のケガは元部長の行為(部活動中の投げなど)によるもの以外には考えられない。
2、須賀川市はこの事故の1ヶ月前に少女が同じ脳内出血で入院していたにも
関わらず、具体的な対策を取らなかった。これは危機意識が低すぎる。
3、須賀川市は当時の柔道部顧問が安全配慮を怠ったままの状態を
放置した学校管理者(校長、教頭など)に対して管理責任がある。
(顧問、校長、教頭の責任に加え、さらに須賀川市の責任を認定)
4、学校側が事故後に部員への聞き取り調査を行った際、教頭による
威嚇行為があったことを認定、また、事故報告書が出しなおされたときの
訂正箇所が多いことから信用性の低い物と認定。これらことから事故隠しをしようとしていた
疑いが強いと認定。
その一方で、以下の点は認定されなかった模様(上のプリウス氏のレポートの続きより)。
認定されなかった部分。
1、元部長への責任の一部。
被害者少女のケガそのものは部長の行為によるものであるが、
後遺症(意識不明の重体)については1回目の事故(原因は元部長)による
影響はあるものの元部長本人が1回目の事故での入院の事実を知らなかった。
(学校が隠したため。他の部員も知らなかった。)
よって、責任の範囲が小さくなった。学校や須賀川市の責任の方が
大きいという判断。
2、元部長の親の責任は認められず。
※参考までに、裁判(証人尋問)で加害者や顧問が何を言ったかを知りたい人は以下の記事を参照されたし。
▼「何とも思っていない」発言〜加害者は真性のD〇Nのなのか?[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART17)]:加害者の元部長に対する証人尋問の様子。
▼顧問と母親の無責任っぷりが垣間見えた第2回証人尋問[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART19)]
27日午後11時半の時点での各紙の取り扱い
各紙とも地方版ではなく全国ニュースで報道。
“朝日新聞『福島・須賀川市立中の柔道部事故訴訟、市などに賠償命令』(ウェブ魚拓)”より
判決は女子生徒が問題の事故の1カ月前の練習でも頭を打ち、脳内出血する重傷を負っていた点を重視。当時の顧問らについて「漫然と練習に復帰させ、練習にもほとんど立ち会わなかった」「危機意識の低さは顕著で、過失は市や県が考えるよりはるかに大きい」「学校管理職らに監督過失があるのも明らかだ」などと指摘した。
“読売新聞『中学柔道の部活で事故、福島県などに1億5千万支払い命令』”より
判決は、女子生徒が事故の約1か月前、練習中に脳内出血を起こして入院した事実を指摘。「学校側は入院を認識していたのに、柔道部員に伝えるなど具体的な対策をほとんど取らなかった」とした。男子生徒の行為も「練習の範ちゅうを逸脱した暴行」と認定し、総額のうち約300万円を県、市と連帯して支払うよう命じた。
※魚拓が取れなかったので元記事にリンク。
▼産経新聞『市立中学柔道部事故 練習相手の生徒、県、市に賠償命令』(ウェブ魚拓)
※事件の表面をなぞっただけなので割愛
“毎日新聞『部活事故:学校に責任、1億円超賠償命令 福島地裁支部』(ウェブ魚拓)”より
見米正裁判長は「顧問の教諭らが練習に立ち会わないなど安全に配慮せず、校長ら管理職も放置した」などと学校側の責任を認め、県と市に総額1億5554万円の賠償を命じ、うち330万円は元男子生徒と連帯して支払うよう命じた。
見米裁判長は「元女子生徒が事故の1カ月前に(練習で頭を打ち)脳内出血の傷害を負っていたにもかかわらず、安全対策を何ら採らなかったなど危機意識の低さは顕著」とし、学校側の管理監督上の過失を厳しく指摘した。学校が当時作成した事故報告書の一部は「信用性に大きな疑問がある」とし、校長ら管理職が「責任逃れしようとした疑いが強い」とも判断した。さらに、元男子生徒の行為は「練習や指導の範ちゅうを逸脱した暴行」とした。
※4紙の中で唯一、学校側の隠ぺい工作について言及。ここが一番まとまってるかも。
隠蔽工作も認定された画期的な判決!
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