時系列まとめ的な記事を書いてみました
→【過去エントリから須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件を振り返ってみる】
最高裁と福島地検のズレ―顧問らの不起訴が確定した須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART18)
2008.10.07/Tue
▼真相解明へ大きな一歩!学校側の責任が認定される[須賀川市立第一中学校暴行事件(PART21)]
▼須賀川市が控訴を断念[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART22)]
※事件の最新情報は【こちら】又は記事下のリンク集を参照してください。
加害者の元部長に対する証人尋問の直後に出た「顧問ら不起訴決定」のニュース。これに対し被害者の少女の両親は検察審査会に不服を申し立てたが、結局不起訴の決定は覆らなかったとのこと。
“FCTニュース『須賀川柔道部事故 審査会が不起訴妥当の判断』(ウェブ魚拓)”より
書類送検された柔道部顧問の教諭らが不起訴処分となったのを受け、生徒の両親が、検察審査会に不服を申し立てていましたが、審査会は、この処分を妥当と判断し、不起訴が確定しました。
(中略)
警察は、柔道部の顧問ら2人の教諭が練習に参加せず、監督義務を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検していましたが、検察は、事件としての時効を2か月後に控えた8月、この2人を不起訴処分にしていました。
女子生徒の両親は、検察審査会に不服を申し立てていましたが、審査会はきょう、「教師が立ち会っていても事故を防げたかは疑問」などとして、不起訴処分を妥当とする議決を出しました。
連絡を受けた女子生徒の両親は「不可抗力の事故と注意義務を怠った事故を混同していて納得できない。これでは子どもの命を守れない」と反発しています。
“Yahoo!ニュース(時事通信)『検審も「不起訴相当」=女子柔道部員の練習中事故−福島』”より
福島県須賀川市立第1中学校で2003年10月、当時1年だった少女(18)が柔道部の練習中に頭を打って意識不明の重体になった事故で、福島検察審査会は7日、業務上過失傷害の疑いで書類送検され、不起訴となった当時の柔道部顧問(44)ら男性教諭2人について不起訴相当を議決した。
検察審査会は「顧問らの注意義務と今回の事故に因果関係を認めるには疑問が残る。生徒は03年9月の乱取り練習で頭部を強打し、出血があったが、両親がその後の試合への出場を制止するなどしていれば、問題の事故が防げた可能性もある」と指摘した。
>両親がその後の試合への出場を制止するなど
少女が9月に頭を打って入院した際、親御さんは主治医から「ペースを調整出来る練習はともかく、試合は年内は出ない方がいい」的な事を言われていて、これは親御さんと顧問の話し合いで顧問に伝わってるハズなんだよね。でも柔道部はこれを無視し、試合を見学で参加していた少女をいきなり試合に出した、と。
最高裁と福島地検のズレ
“47NEWS『落雷「教諭が予見できた」 最高裁審理差し戻し』”より
私立土佐高校(高知市)1年の時、大阪府高槻市でのサッカー大会試合中に落雷を受け、両目失明など重い障害を負った北村光寿さん(25)と家族が、学校と主催者側に約3億円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷は13日「引率教諭は落雷を予見できた」と判断。原告敗訴の2審高松高裁判決を破棄し、審理を同高裁に差し戻した。 差し戻し審では、実際に被害が回避可能だったかどうかを審理し、賠償責任の有無や賠償額などを判断する。北村さん側が逆転勝訴する可能性が大きくなった。 自然災害の落雷事故で教育機関の責任を問う初めての訴訟で、学校関係者らに影響を与えそうだ。 判決理由で中川了滋裁判長は「学校の課外クラブ活動では、生徒は担当教諭の指導監督に従って行動するのだから、担当教諭はできるだけ事故の危険性を具体的に予見し、防止措置を取って生徒を保護する注意義務がある」と指摘。
※この裁判は、先月差し戻し審で生徒側が勝訴し、判決が確定した。
高裁差し戻し審(最高裁)の判例は顧問がちゃんと立ち会っていた事例で過失責任を認定しているが、これに対し福島地検は顧問が立ち会っていた実態が無いにも係わらず不起訴にした。ちょっと頭の整理が出来てないのだが(笑)、この2つの事件のズレは過失責任の認定基準に関する議論で問題になりそうな気がする。
絶望論者へ――刑事と民事の逆転現象を狙えばいい
以前より、2ちゃんねるの須賀川一中事件のスレに、
「顧問らが不起訴になったら終わりだな」
と、絶望論を展開する人が定期的に現れる(主観では裁判の日の前後が多い?)。
今回の不起訴決定で顧問らの刑事責任は問えなくなったが、そうだとしても、刑事がダメなら民事で顧問らの過失責任が認定されればいいじゃない(マリー・アントワネットの台詞を改変)。
起訴不起訴の判断でどこまで事件が吟味されたかは分からないけど、
・少女が倒れた後適切な処置をとったか?(倒れた時間と救急車を呼んだ時間のズレ)
・まだ警察の現場検証の捜査記録が手付かずのまま
と、この事件にはツッコミ所がまだまだ残っていて、今後の展開次第で顧問らの責任が認定される可能性は十分あり得る。
また、「福島地検憎し」な言い方になるけど、これで民事訴訟で原告が勝訴すれば、【岡山の飲酒女子高生交通事故】よろしく「刑事と民事の逆転」が起き、福島地検は帝王切開死亡事故に続き世間からm9(^Д^)プギャー!されることになるワケで・・・。
つまり、事件はこれからだということですよ、ハイ。
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▼( ゚д゚)ハァ?→市側「少女は何度も脳挫傷を経験している」(更新アリ)[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART13)]
▼検察が捜査記録の開示に“一部だけ”応じた[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART12)]:検察が起訴不起訴を決定しないせいで裁判が無駄に長期化。
▼教頭は暴行の事実を認めていた?[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART8)]:暴行を否定し続けた教頭。だが警察の現場検証で一転、暴行の事実を認めるような発言をしたとか。
▼やっぱし本音は・・・[須賀川市立第一中学校柔道部暴行事件(PART3)]:事件の再調査は“教育委員会の保身”からやむなく行ったものらしい。
▼今度は顧問による暴行かよ!――横浜市奈良中柔道部暴行事件:力の使い方を知らなきゃ全国大会優勝経験者すら暴行犯になる。
[参考リンク]
▼AmebaVision『須賀川第一中学校柔道部リンチ事件まとめ動画』:事件の概要をサックリと知りたい人向けの動画。
▼文芸春秋編 日本の論点:山崎マキコの時事音痴『2ちゃんねるとmixi〜須賀川市立第一中学校リンチ事件に考える』
▼痛いニュース『柔道で重体の女生徒(15)、男子部員(16)と県等に約2億3000万円求め提訴』:問題発覚時の2ちゃんねるの反応。
▼痛いニュース『2ちゃんねるから匿名支援 "中1女子柔道部員がリンチで意識不明"事件で』
▼賀川市立第一中学 柔道部リンチ事件『隠蔽工作』のまとめ
▼須賀川市立第一中学校柔道部事件リンク集:過去のテレビ報道の動画もいくつかアリ
▼YouTube『報道特捜プロジェクト「"学校内事故"なぜ救急車を呼ばない?」』:この事件の派生論点として。
08年度中の食品の値上げ状況を実施日順に並べてみる
2008.10.07/Tue
食品の値上がりは止まるのを知らず、一つの記事でまとめるには数が多くなってきたので、食品の値上げ状況を年度(4月〜翌年3月)別に分割して並べてみる事にしますた(´・ω・`)
※このエントリは08年度に実施された物についてまとめています。07年度に実施された値上げについては【07年度中の食品の値上げ状況を、実施日順に並べてみた】の記事を参照してください。
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