“静岡新聞『当時16歳の「再審」決定 御殿場の暴行未遂』”より抜粋
御殿場市で平成13年9月、当時15歳の少女を乱暴しようとしたとして少年10人が逮捕された事件で、少年院送致の保護処分を受けた後、無実を訴え静岡家裁沼津支部に処分の取り消しを申し立てていた当時16歳の男性(21)について、同家裁支部は30日までに申し立てを受理、審判を再び開始することを決めた。
...
弁護士は今月に入って、男性が事件当日に友人宅でマージャンをしていたという友人らの証言などを新たな証拠として同家裁支部に提出し、同家裁支部は23日に審判の開始を決めた。弁護士によると、男性は「警察官に仲間はみんな認めた、認めればすぐに出られる、と言われて認めたが、本当はやっていない」と話しているという。
[参考]
長野智子blog『御殿場事件・再審決定!』 ただ、この再審審判を担当する裁判官って、まさか一審で訴因変更を認めた高橋祥子裁判官じゃないだろうな?ホントかどうかは分からんが、
【はてなキーワード】によると、この人、
過去に色々なトンデモ判例を作ったとして欧州では要注意人物とされてるようだし(汗)
ググってみると様々な武勇伝を見つける事ができるとか・・・。
静岡では最後の一人が(5月22日追記)
御殿場事件で容疑者とされた人達の裁判(少年審判)はひとまず全て終わったと思っていたけど、実はまだ一人残っていたんですな。
“SankeiWEB(静岡)『御殿場暴行未遂結審 元少年「絶対やっていない」』”より抜粋
御殿場市内の公園で平成13年9月、仲間とともに少女=当時(15)=に乱暴しようとしたとして強姦(ごうかん)未遂罪に問われた元少年(21)=当時(16)=の公判が27日、地裁沼津支部(姉川博之裁判長)で開かれ、弁護側が最終弁論で無罪を主張し結審した。検察側懲役3年を求刑。判決は5月29日に言い渡される。
[参考:判決前の新聞報道]▼朝日新聞『御殿場少年事件、1被告に29日判決』▼毎日新聞『真実はどこに:「御殿場強姦未遂事件・判決を前に」』元記事が消滅してしまっているので、↓で代用。
▼阿修羅『真実はどこに:「御殿場強姦未遂事件・判決を前に」 [毎日新聞]』 この裁判の中で、弁護側は新たな供述の矛盾点を指摘したようですな。
“MSN毎日インタラクティブ(静岡)『御殿場の婦女暴行未遂:弁護側、1審破棄を主張 被害者供述矛盾と−−控訴審 /静岡』”より
御殿場市で01年9月に起きたとされる少年10人による強姦(ごうかん)未遂事件で、地裁沼津支部で懲役2年の判決を受けた当時16〜17歳の男性被告4人の控訴審が21日、東京高裁(中川武隆裁判長)であり、結審した。弁護側は最終弁論で「被害女性(当時15歳)は事件日時についてうそをついており、供述に信用性がない。被告や共犯者らの自白供述は客観的証拠と整合しない」と主張し、1審判決の破棄を求めた。判決は8月22日に言い渡される。
弁護側は最終弁論で、女性が1審途中で事件発生日を「9月16日」から「9月9日」と供述を変えた点を重視。「9日の雨について、女性や被告らは供述でまったく触れていない」「供述では、犯行現場の公園の小屋にロープがあったとしているが、実際にロープがあったのは9月14日以降だった」などの矛盾点を指摘した。
(注)引用文中の強調箇所は管理人によるもの
取調べでは「はい」以外言うな!
さて、この「御殿場事件」。
被害者の証言が二転三転して事件の日にちまでもが変更になるというグデグデ振りを発揮している事件であるが、
「警察官に仲間はみんな認めた、認めればすぐに出られる、と言われて認めたが、本当はやっていない」
という男性の弁護士の話を見るに、例の富山の冤罪事件と同じようなキナ臭さがしてきますな。
▼痛いニュース(ノ∀`)『富山強姦冤罪事件、警察の取調べで「はい、以外言うな!」』(5月28日追記)
富山の冤罪事件で、冤罪発覚後、富山地検が男性に賠償訴訟を起こされる事を警戒してか、「検察を恨まない」と男性に一筆書かせていたそうな。
“asahi.com『「取調官恨まぬ」と調書 富山地検、冤罪男性に』”より
強姦(ごうかん)事件などで逮捕され、実刑判決を受けた富山県内の男性(39)が服役後に冤罪とわかった問題で、男性は28日、朝日新聞の取材に対し、「冤罪発覚後に富山地検の検察官の聴取を受け、『捜査を担当した県警の取調官と検察官を恨まない』とする調書をとられた」と話した。男性の弁護団は「検察の意図がわからない」と話す。地検は同日、「調書の有無及び内容については回答できない」とコメントを出した。
男性によると、冤罪発覚から数日たった1月下旬、地検に呼ばれ、検察官とほか1人から聴取を受けた。検察官から「当時の県警の取調官と検察官を恨んでいますか」と質問され、「恨んでいません」と答えた。さらに、「(再審)公判で無罪を証明するための調書」との説明を受けた調書に指印、署名をしたという。
男性によると、「そりゃあ、恨んでいる」と思いながらも、2対1での聴取に威圧感を感じたためという。
「証拠は自白のみ」ってアリなの?
『ザ・スクープ』など報道を見た感じ、警察は当事者の供述のみを採用し、物的証拠などによる合理的な立証を怠っているような気がする。
供述というものは、基本的に物的証拠等の証明力を補完するものであると思うのだが・・・。
とりあえず、被告側の関係者が集めたという証拠もハナから足蹴にせずに、捜査を一からやり直すつもりで審理を進めて欲しいと思う。
[関連記事]▼昨日の今日で有罪判決確定[御殿場事件(PART8)]:再審の結果も出ています。
▼疑問に答えていない控訴審判決[御殿場事件(PART4)]▼地裁が「初動捜査のお粗末さ」を(一応)批判[御殿場事件(PART3)]:2007年5月29日に出された最後の一審判決について。
[参考リンク]▼『ザ・スクープ』番組サイト(動画あり):番組のバックナンバー。動画配信も行われているので概要を知りたい人はコチラを参照。
▼笑月ホームページ『刑部:御殿場事件控訴審(初公判)傍聴記』▼弁護士 落合洋司(東京弁護士会)の「日々是好日」『[話題]捜査において偽装される任意性・信用性』:元検事による「取調べで得た供述の信憑性」についての考察。
-- 追記部分を閉じる